ゼニカルの作用と飲み方

ゼニカルとサノレックスの違い

ゼニカルとサノレックスは、どちらもダイエットに活用される医薬品ですが、その作用には違いがあります。

サノレックスは食欲を抑制する作用があります。そのため、食べ過ぎが原因で太ってしまう傾向の強い人に向いているでしょう。これに対してゼニカルは、食事に含まれる脂肪分が、消化管で消化、吸収されるのを抑える作用があります。

このような違いが見られるのは、有効成分の特徴によるものです。サノレックスに含まれる有効成分「マジンドール」は、神経伝達物質のアドレナリンやドパミンを増やします。それによって満腹中枢が刺激され、満腹感を感じられるようになるのです。

一方、ゼニカルの有効成分「オルリスタット」は、リパーゼと呼ばれる消化酵素の働きを抑えることで、脂肪の吸収を抑えます。ゼニカルとサノレックスは、消化吸収を抑えるか、脳に作用するか、という差異があるのです。

マジンドールは連続で服用すると、身体依存、精神依存のリスクがあります。一方、ゼニカルにそのような心配はありません。

ゼニカルは長期間飲み続ける薬

ダイエット医薬品は、体質を改善するものではありません。効果を維持するには服用を続ける必要があります。服用を止めると元の状態に戻るため、別の方法でダイエットしない限り、体重も戻ってしまいます。

ゼニカルは脂肪分の吸収を抑えると同時に、ビタミンAなどの脂溶性ビタミンの吸収も抑えてしまいます。そのため皮膚の乾燥などを招く可能性があるのです。ビタミン不足を補うために、マルチビタミン剤を服用するのがおすすめです。

サノレックスは上述のように、身体依存、精神依存のリスクが伴います。連続で服用できる期間は3カ月です。また、次の服用開始まで、6カ月の休薬期間をとる必要があります。

長期服用の場合、ゼニカルのほうが向いています。1日の服用回数は1回から3回ですが、飲むタイミングに注意してください。食中から食後1時間以内に、コップ1杯ほどの水で服用します。服用のタイミングに気を付けましょう。